

データサイエンス学科
データサイエンス学部演習科目「データサイエンス基礎演習Ⅱ」にて現場見学を実施しました -その3-
データサイエンス学部演習科目「データサイエンス基礎演習Ⅱ」では,2回生の学生が所属するゼミごとに分かれてデータサイエンスを活用している企業・自治体を訪問する現場見学を実施しました.2024年度は,11月20日(水),12月4日(水)の2日間に分けて,計9つの企業・自治体を訪問しました.本記事では,栗原ゼミ,中村ゼミ,山田ゼミの学生らが12月4日に実施した現場見学について紹介します.
栗原ゼミの学生は塩野義製薬株式会社を訪問し,事前学習課題である「新型コロナウイルス感染症データの可視化と考察した結果に基づく仮説の立案と仮説検証」について一人ずつプレゼンテーションを行いました.学生らのプレゼンテーションに対して,担当者の皆様から良い点,改良点など的確なコメントに加えて公的データの利用,仮説を検証する際の正当なデータ分析の必要性等について教えていただくことができました。予定の時間を大幅にオーバーしましたが,塩野義製薬株式会社で新型コロナウイルス感染症データに関する研究について最先端で活躍中の社員の皆様との白熱した議論は,訪問した学生らにとって非常に貴重な経験になりました.
次に,中村ゼミの学生は,パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社への現場見学として,パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館・ものづくりイズム館を見学し,松下幸之助氏のおことば,考え方および人生観を学びました.見学後,学生らは,「パナソニック製品のIoT(モノのインターネット)データを活用した,くらしを豊かにする提案」の事前課題テーマについてプレゼンテーションを行いました.学生らが発表した単身高齢者世帯の課題および子育て中の女性を対象とした課題に対する分析結果と課題解決の提案について,パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社の担当者を交えたディスカッションも行い,大変貴重なコメントをいただきました.学生らにとって実際に現場でデータサイエンスを活用する社員の皆様と意見交換のできる大変良い機会となりました.
最後に山田ゼミの学生は,ダッソー・システムズ株式会社を訪問しました.事前学習として学生らは,「日常・大学生活での困りごとをバーチャルツインで解決するアイデアを出す」をテーマに2グループに分かれてディスカッションし,プレゼンテーション資料の作成を行いました.現場見学当日は,ダッソー・システムズ名古屋オフィスにてグループごとにまとめたプレゼンテーション発表を行った後オフィスを見学し,担当の社員よりフィードバックを行いました.担当者の方からは,「課題に対して, 学生ならではの視点で答えを出すことができていて素晴らしい.今後, 発表の流れを意識してプレゼンできるようになるともっとよくなる」など,学生らの今後につながるコメントをいただくことができました.
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塩野義製薬株式会社での現場見学の様子 -
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社での現場見学の様子 -
ダッソー・システムズ株式会社での現場見学の様子