

データサイエンス学科
データサイエンス学部の必修科目「入門演習II」ゲストスピーカーによる特別講義について -その3-
データサイエンス学部の必修科目「入門演習II」では自治体や企業から講師をお招きし,データサイエンス活用事例に関するご講演をいただき,学生のデータサイエンスの実践的な理解を深めています.「入門演習II」にてゲストスピーカーによる講演は,全3回行われます.本記事ではその第3回のご講演について紹介します.
第3回の12月4日(水)は,京都市,株式会社ハートリー,株式会社 SCREEN アドバンストシステムソリューションズの合計3つの自治体・企業からの講演を拝聴し,データサイエンス活用事例について学びました.
京都市のご講演では,総合企画局デジタル化戦略推進室情報統計・データ利活用推進担当船越様より「京都市のデータ利活用・DX・その他の取組について」をテーマにご講演いただきました.講演の中では,京都市のデータ活用が業務効率化から政策立案,アプリ開発の多岐にわたることを具体的な活用事例を用いてご紹介いただきました.自治体における政策立案など,自身に関わる事柄の意思決定にデータ活用があることを知る良いきっかけになりました.
株式会社ハートリーのご講演では,アーモンドマイスター事業部ブランドマネージャー大塚様,アーモンドマイスター事業部関西エリア販売担当伊藤様より「アーモンドスイーツ専門店 アーモンドマイスターのご紹介と将来の展望について」と題してご講演いただきました.講演では,創業者の思いに関する動画の視聴後,学生に実際の商品を配布していただき,「商品の良さをどう伝えていくか」,「関西のほうが関東よりも売り上げが良いのはなぜか」などマーケティングでの課題例をご紹介くださいました.菓子店という小売業における製品の販路開拓について,学生が今まで学んできたことがどのように活かせるかを考える良い機会となりました.
株式会社SCREENアドバンストシステムズソリューションズのご講演では,開発部加藤様より「株式会社SCREEN AS の技術の紹介」というテーマで,SCREENアドバンストシステムズソリューションズの事業やその際に用いられているデータサイエンスについて丁寧にご講演いただきました.特に,テキストマイニングやAIによる画像認識などの技術について,選挙演説における候補者ごとのキーワードの分析や虚報フィルタリングシステムなど活用事例を交えて丁寧に紹介してくださいました.学生にとって,今学んでいるデータサイエンスの知識の先にある技術を知る良い機会となりました.
全体を通して,問題提起から解決までの流れの中にあるデータサイエンスの利活用について学ぶことができ,データサイエンスの座学だけでは想像できない実践的な活用を考える良い機会となりました.
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京都市のご講演の様子 -
株式会社ハートリーのご講演の様子 -
株式会社SCREENアドバンストシステムズソリューションズのご講演の様子