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データサイエンス学科

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【データサイエンス学部】「疫学統計と生活」外部講師による特別講義について-その2-

データサイエンス学部の専門発展科目「疫学統計と生活」12月15日の講義では,滋賀医科大学 NCD疫学研究センター センター長/社会医学講座公衆衛生学部門の三浦 克之教授をお招きして,「生活習慣と生活習慣病に関する疫学研究の手法と成果」というテーマでご講演が行われました.ご講演では,生活習慣病の中でも循環器疾患として脳卒中,狭心症,心筋梗塞のお話から,何故1960年代の日本が世界でもトップの脳卒中の死亡率であったか,その後,何故脳卒中の死亡率が大きく減少したのか,何故心筋梗塞が欧米で流行し,日本では少ないのか,といった疑問を実際の研究「世界7ヶ国研究,Seven Countries Study」「塩と血圧に関する国際共同研究,INTERSALT」「栄養と血圧に関する国際共同研究,INTERMAP」「国民栄養調査の長期追跡研究,NIPPON DATA」「厚生労働省大規模実証事業」を通じてわかりやすくご説明いただきました.また,これらの研究成果が全国ニュースのTVや新聞各紙で報道されたこと,循環器疾患リスクの予測ツールのアプリのお話もいただきました.学生にとって,身近な食事・栄養が循環器疾患と関連していることを知り,疫学・医療の分野におけるデータサイエンスの役割への理解を深めるよい機会となりました.

滋賀医科大学 NCD疫学研究センター センター長/社会医学講座公衆衛生学部門
三浦 克之教授の研究室HPについては下記よりご参照ください.

https://shiga-publichealth.jp/greeting/

https://www.shiga-med.ac.jp/hqcera/project/index.html

 
  • ご講演の様子-その1-
  • ご講演の様子-その2-
  • 三浦克之教授と学生との質疑応答の様子