伝える力を養い、私たちらしい解決策を見いだすことができた。

現代社会学部現代社会学科 1回生A.Kさん

産学連携プロジェクト「Happy Action Labo」

私が今回挑戦した取り組みは、「HAPPY WOMAN PROJECT」というジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進して活力のある社会実現をめざす活動です。京都女子大学の学生と企業の方でコラボをして、日本のジェンダー問題の現状と問題点をあげ、チームで解決法を探り、プレゼンテーションを行いました。ジェンダー平等な社会をめざすために「Happy action Labo」というプロジェクトが立ち上げられ、意思決定の場で女性がもっと前に出ていけるような社会をつくることを目的として活動しました。私たちのチームでは日本の現状を踏まえた上で「制服のジェンダー問題」を掲げました。日本ではスラックスを扱っている都道府県立高校が全体の過半数を下回っているため、2030年を目途に性別に関係なく制服を自由に選択できることを目標にして「制服をきっかけに性別を基準とした固定概念を変えたい」という解決策を考えました。

「HAPPY WOMAN FESTA KYOTO 2022」で観客を前にプレゼンテーション。

チームで約半年間活動し、2022年3月5日の「HAPPY WOMAN FESTA KYOTO 2022」でプレゼンテーションを行いました。この活動を通して、一番印象深かったことは「ジェンダー平等に向けての現状と問題」を洗い出したことです。「ジェンダー問題」は定義することが本当に難しく、個々人によって、そして問題を見る角度によって意見が全く異なります。考え方に多様性が出る反面、自分の意見を説明できる力がないと、チーム内でも意見や考え方の食い違いが起こってしまいました。しかし、話し合いの回数を重ねるたび、自分の意見が整理され、ほかのメンバーに伝える力がついていることを実感できました。また、問題を一つに絞ってその問題を解決できるような私たちらしい解決策を見いだせたと思います。これからも相手の意見に刺激を受け、自分の意見で相手に刺激を与えられるような関係をどのような場面でも築いていきたいです。

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現代社会学部現代社会学科 1回生
A.Kさん

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