女性や社会的弱者の
権利を守る法律家になりたい。

H.Sさん進学先:名古屋大学法科大学院 法学研究科 実務法曹養成専攻
法学部 法学科 4回生

ジェンダー法を学び、法的思考も身に付けた。

 女子大唯一の法学部ということもあり、ジェンダー法に関する講義の選択肢がとても充実しています。女性の視点から法的問題について検討したり、DV被害当事者の女性から直接お話を伺ったりしました。1回生から始まる少人数ゼミでは、事例研究で多様な視点から問題を検討し、論理的かつ総合的に分析し最善の解決策を考えるという法的思考も身に付けることができました。さまざまな授業を受けるうちに、女性や社会的に弱い立場にある人の権利を守る法律家になりたいと思うように。目標を実現するには保護され尊重されるべき個人の基本的人権について深く学ぶことが必要だと考え、憲法ゼミを選択。ゼミでは夫婦別姓などの憲法学の重要問題について、現在の状況と判例や学説を調査した上でレジュメにまとめて報告し、議論し、問題解決の方向の意義を探っていきました。ゼミ生と議論を重ねたことで、相手の意見を真摯に聞き、適切に分析する能力を高めることができたと考えています。 

司法試験合格まで気を抜かずに勉学に励む。

 過去問をホームページからダウンロードして繰り返し解き、出題の傾向をつかみ、どのようなことが試験で求められるかを意識して勉強に取り組んでいました。また、法科大学院入試では志望理由書を提出することが多いですが、今まで一度も志望理由書を書いたことがなく何を書けばよいかわからず不安でした。しかし、ゼミの先生が何度も添削してくださったおかげで、自分の納得できるものを提出することができました。地元に貢献したいという思い、名古屋大学法科大学院出身で活躍されている弁護士の方が多くいらっしゃること、勉強意欲の高い仲間と切磋琢磨しながら勉強できる環境であると考え、進路を決定。進学後は司法試験合格まで気を抜かず勉学に励み、今まで以上に努力を重ねていきたいと思います。将来は弁護士になり、さらに女性であるという立場を生かし、苦しみや問題を抱えた人に寄り添って、安心して生活できるよう助けになりたいと考えています。 
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