公認心理師への第一歩として、
4年間の学びを生かす。
Y.Aさん進学先:東北大学大学院 教育学研究科臨床心理学コース
発達教育学部 教育学科 心理学専攻 4回生
新しい分野と出会い、やりたいことが見つかった。
私は、大学入学時点で「公認心理師になりたい」と漠然と考えていました。具体的に大学院進学を考え始めたのは3回生の春頃でした。3回生の春頃にコロナが流行し始め、授業やバイトも無くなり時間がありました。その時は特に志望校もありませんでしたが、とりあえず1日1ページ、心理学と専門英語のテキストをこなすと目標を決め、毎日欠かさずに取り組みました。勉強をしていくうちに、サイコオンコロジーという分野に出会いました。サイコオンコロジーとは、がん医療における心を専門とする活動のことを指します。私は、将来この分野で活躍できる公認心理師になりたいと思い、この分野を専門にしていらっしゃる先生がおられる東北大学を志望校にしました。そこからは、志望校の先生に連絡をし、面談してもらったり、過去問を解いたり、英単語を学習したり、志望校に特化した受験勉強を意識しました。
たくさんの人に支えられた大学院受験。
大学院受験は、1人では乗り切れなかったと思います。この受験には友だちとゼミの先生の存在は欠かせなかったと思います。同じ志望校の友だちはいませんでしたが、他大学の院進学を考えていた友達と、毎週決めた曜日に大学に集まりお互いの志望校の過去問を解いたり、解き直しをしたりしました。コロナもあり、大学に行くことが困難な時はZoomを使い、勉強時間を確保していました。大学院の試験問題は記述式がほとんどで、過去問には解答がありません。その時に友だちと解きあうことで、幅広い視点を持って問題を解くことができるようになりました。自分だけで頑張るのではなく、友だちと頑張ることで、お互いに刺激になり、高めあうことができたと思います。また、ゼミの先生には卒業論文の執筆をはじめ、研究計画書や面接試験の対策でお世話になりました。学生ではなく、先生からの視点は本当に貴重で参考になることばかりでした。とても親身になって面談してくださり、「大丈夫」と背中を押してくださいました。本当に大学4年間で出会った人たちに支えられたと思う大学院受験でした。