挑戦を重ねながら
夢中で取り組んだ演劇公演。

文学部英文学科 4回生M.Sさん

多文化理解、翻訳演習、演技実習など幅広く学ぶ。

2回生の時に英語でミュージカルを制作するプロダクション・ゼミを知り、その公演に足を運びました。先輩の歌や踊りがとても上手で驚きましたが、その他にも司会、舞台美術、音響、照明、字幕、撮影など多くのゼミ生が一丸となって楽しそうに自分の役割を果たしているのを目にして、私も周囲の人と協力して一つの目標を達成したいと思い、挑戦を決めました。卒業公演としてジェイン・オースティン原作の Pride and Prejudice (『高慢と偏見』) のミュージカル化作品に取り組み、時代と国を越えた多文化理解や、字幕を作成するための翻訳演習、英語で歌い、演じるための発音や演技実習を重ねました。また、字幕作成のチーフとして他のゼミ生たちの字幕や意見をまとめ、さらに母親役として公演にも出演。ゼミでは先生もゼミ生も一緒になって演技や翻訳、編集について改善点や良かった点など意見を出し合いながら演技や字幕を磨いていきました。ゼミ生みんながお互いに切磋琢磨しながら、夢中で取り組むことができました。

前向きに取り組み、挑戦しては改善点を探す姿勢が習慣化。

舞台公演をめざす中で直面したパンデミック——制作すべてをオンラインで行うのは大変でしたが、画面を通して感情が伝わるような演技をめざしてアイディアを出し合い、創意工夫を重ねていきました。また、ゼミ内で発表を重ねるだけではなく、インドネシアやアメリカの大学生・大学院生とのオンライン合同セミナーに参加する機会も得て演劇制作の取り組みについて英語で発表し、質疑応答も担当しました。自分たちのミュージカル作品について海外の学生から直接コメントや質問を受け、交流できた経験はとても新鮮で、自信にも繋がりました。コロナ禍ならではの新しい経験を通して、難しそうなことにもまずは挑戦してみるという前向きな姿勢を身につけることができました。何事も挑戦しては改善点を探すというプロセスを何度も繰り返し、ミュージカル公演を成功させることができた経験を通して、努力が形になり、自分自身成長できるということを実感できました。挑戦するからこそ得られる気づきが大切であることを学べたことは、就職活動でも大いに役立ちました。卒業後、外資系の五つ星ホテルに就職してからも、新しい挑戦に進んで向き合い、さまざまな文化圏の方々との対話を大切にしていきたいと思います。

Profile

文学部英文学科 4回生
M.Sさん

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