国文学科では『万葉集』や『源氏物語』などのいわゆる古典文学から、太宰治や泉鏡花といった近代文学、日本語の歴史や方言など国語に関することを幅広く学んでいました。4回生のゼミでは7種類の時代・分野の中から国語学を専攻し、高校生と大学生の敬語能力と敬語への意識のあり方について研究。
就職にあたっては、教師という職業は全国のどの都道府県でもできるものなので、なぜこの都道府県を志望したのかをしっかりと考えました。
神戸市は中学校と高等学校の教師が一括採用になっているため、多様な経験を積むことができることに加え、都会部と自然部、学校規模の大小など環境を変えて教師としての技量を磨くことができる点に大きな魅力を感じました。私は大学推薦で神戸市を受験したため、各都道府県の推薦枠が豊富にある京都女子大学に進学して良かったと思っています。
京女での学びを生かして
生徒の興味を広げたい。
A.Yさん内定先:神戸市 教員
文学部 国文学科 4回生
4回生では国語学の学びを深め、敬語について研究。
国語という科目の苦手意識を軽減していきたい。
採用試験の面接や模擬授業では、気負わずのびのびとするように心がけました。国語という教科と京都という土地を結び付け、寺院や日本文化についても講義で学んだことをアピール。中学・高校の先生として、実際に京都女子大学で学んだことをそのまま生徒に教えるタイミングはあまりないと思います。
しかし、豆知識のように授業中に京都女子大学での学びを織り込み、うまく生徒たちの興味関心を刺激できればいいなと思っています。また、教育関連の講義で学んだ進路相談などのスキルも活用していきたいです。私の目標は国語のハードルを下げること。古文や近代文学は敬遠されがちですが、例えば「中島敦は教師をしている女子高でアイドル扱いされていた」という情報があるだけで少しとっつきやすい教材になります。直接な学習内容とは少し離れた情報でも、意欲を刺激したり、苦手意識を軽減したりすることに役立つような情報のストックを増やしていきたいです。
しかし、豆知識のように授業中に京都女子大学での学びを織り込み、うまく生徒たちの興味関心を刺激できればいいなと思っています。また、教育関連の講義で学んだ進路相談などのスキルも活用していきたいです。私の目標は国語のハードルを下げること。古文や近代文学は敬遠されがちですが、例えば「中島敦は教師をしている女子高でアイドル扱いされていた」という情報があるだけで少しとっつきやすい教材になります。直接な学習内容とは少し離れた情報でも、意欲を刺激したり、苦手意識を軽減したりすることに役立つような情報のストックを増やしていきたいです。