小学生の頃から歴史が好きで、受験勉強の合間に見ていた大河ドラマの影響もあり、史学科を選びました。どんな職業に就いたとしても、コミュニケーション能力を身につけておくことは将来必ず役に立つと考え、1回生から母子生活支援施設の子どもたちと遊ぶボランティアサークル(サイクルボランティア)に所属。宿題や自主勉強のお手伝いをしたり、学生同士で協力してゲームやキャンプを企画したり、さまざまな経験を積みました。未就学の子どもから高校生、施設の職員さんなど、たくさんの人との関わりの中でリーダーとしての経験もでき、臨機応変な対応力を高めることにもつながりました。ゼミではNHKの「のど自慢」をテーマとし、新聞記事に着目して卒業論文を作成。歴史学の視点から「放送」を考察したことは、日本の放送史について理解を深め、今後のテレビのあり方を考える手がかりにもなり、就職活動の書類審査や面接でも活用することができました。
(写真:サークルのキャンプの様子)
同時進行で取り組んだ
卒業論文の研究と
就職活動を両立。
T.Hさん内定先:山口放送 株式会社
史学科 4回生
コミュニケーション能力を伸ばしたサークル活動。
熱中できるものに全力で取り組み、道を開く。
3回生になってから就活についてぼんやりと考え始め、放送局をめざそうと思い始めたのは3回生の後期が始まった頃。出遅れてしまったのではないかと焦りましたが、放送局に内定した先輩のお話を聞くなどして情報を集め、業界研究を進めました。同時に、毎日ニュースを読む習慣をつけるため、友人と各々が面白いと思ったニュースを一日一つ、解説し合うことにしました。ゼミでの研究も、就職活動も一人では困難なことも、周囲の協力のおかげで達成することができました。京女に入学した頃は不安でいっぱいで、こんなに充実した4年間が過ごせるとは想像していませんでした。まして、自分が放送局で働くことになるなど思ってもみませんでした。しかし、熱中できるものをみつけ、全力で取り組むことで道は開けます。来春からは史学科で培った観察力や分析力を生かし、故郷・山口県の魅力を発信していきたいです。
(写真:卒論の研究のために訪れた博物館)
(写真:卒論の研究のために訪れた博物館)