グループで活動することの楽しさ、ものづくりの面白さを実感。
家政学部 生活造形学科 3回生S.Sさん
祇園マナーアッププロジェクトで地域に貢献。
高校時代は美術部で、デザインには強い関心がありました。ある時、京都市営バスのラッピング車のデザインを京都女子大学の学生が行ったという新聞記事を読み、京女なら生活に寄り添ったデザインについて学ぶことができるのではないかと考えるように。入学後は、生活デザイン研究所の活動に参加するため、いくつか活動を紹介してもらいました。その中の一つが祇園マナーアッププロジェクトです。このプロジェクトは、京女から近い祇園の花見小路通を訪れる観光客に対して、食べ歩きをしない、舞妓・芸妓さんに無断で触れないなどのマナーを守ってもらうための活動です。マナーアップを呼びかけるしおりやシールを作成・配布するため、企画・デザイン・制作にかかわり、国内外の観光客に配っています。単価を抑え、受け取ってもらえるような魅力を備え、かつ高い効果が得られるものについて、メンバーと議論したことで、より良いデザインになったと思います。
積極性や自主性が引き出され、チャレンジ精神も生まれた。
他学部他学科の学生との交流できたらいいな、地域に貢献できたらうれしいなと思って参加しましたが、予想以上の成果が得られました。地域の方に教わることも多く、道行く人に声をかけるといった積極性もはぐくまれ、さらに現地に赴いて調査することや、自分から情報を発信することも増えたと思います。以前はグループ活動が苦手だったのですが、大学生活を通じてグループで活動することのコツや楽しさがわかりました。自分で計画して旅行へ行ったり、ワークショップの企画を考えて運営の中核を担ったりと、高校生の頃ならやろうと思わなかったことにも挑戦。ゆくゆくはものづくりに関係する仕事に就きたいと考え、今はポートフォリオを作成中です。