学校教諭をめざすようになったのは、中学3年生のとき。幼い頃から続けていた水泳やピアノなどの特技を生かせる職業に就きたいと考えたのがきっかけです。そこで、教職に強い京都女子大学に進学しました。教育学科教育学専攻では、小学校の教員免許取得を目的としたカリキュラムが組まれています。そのため、日々、真面目に授業に取り組むことが、そのまま免許取得への近道になるのです。学びのなかで特に印象に残っているのは模擬授業。実際に指導案を作り、それに基づいて授業をしてみることで、子どもたちが楽しく学びながら理解を深めることができる授業の展開の仕方や指導法を身につけることができました。また、3回生になると附属小学校で教育実習を行いました。※ ほかの多くの大学では4回生のときに一度、公立小学校での教育実習を経験すると思いますが、京女ではその前に学校現場に出るチャンスがあるのです。そこで子どもたちの様子や教員のあり方などを実践的に学んだことで、4回生時の教育実習には落ち着いて取り組むことができました。

※ 2017年度のカリキュラムです。

教員採用試験対策で役立ったのは、教職支援センターの面接指導です。志望する都道府県の教員採用試験の傾向に合わせた丁寧な指導のもと、自分の課題や改善点を見つけることができました。おかげで面接への苦手意識を払拭できたと思います。集団討論や模擬授業の指導もしていただき、試験までに練習を重ねることで自信をもって本番にのぞめました。また、「小学校教員になる」という同じ志のもとで一緒に頑張った友人たちの存在も大きな支えでした。教員試験に向け勉強したり対策に取り組むなかで、共に励まし合いながら努力できたことが、夢の実現につながったと思います。これからの目標は、子どもたち一人ひとりが安心し、輝くことができるクラスを作ること。そして、厳しさと優しさを兼ね備え、たくさんの子どもたちに慕われる教師になることをめざします。