現代社会学科
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現代社会学部出身で海外の大学院を修了した岸本早矢さんからのおたよりです(濱﨑由紀子教授)
2021年3月に京都女子大学現代社会学部を卒業し、南オーストラリア大学大学院Master of social work課程にすすまれた岸本早矢さんが2024年5月、同課程を修了されました。現在は豪政府のDepartment for child protectionという部門で働いておられるとの由。岸本さんには京女卒業時にもブログに登場してもらいましたが(2021年3月16日京都女子大学現代社会学部blog参照)、今回、大学院卒業式の素敵な写真が送られてきましたので、このブログで共有します。また、少し質問にも答えてもらいましたので、以下に紹介します。
「豪大学の大学院の風土は?」
オーストラリアの大学院の特徴は学生の年齢層が広く世界各国からの留学生と切磋琢磨しあえることです。学生の年齢層が広いことで、豊富なキャリアを既に積んだ学生からの視点や、難民・移民・先住民の方の視点からも現在のオーストラリアの社会福祉の在り方が学べました。ダイバーシティな環境だからこそ誰でも授業に平等に参加でき違いを尊重し合えます。異なる国で異なる経験・教育を受けてきた生徒たちとディスカッションをすると新しい知見が得られ、皆がそれを楽しみにしていたように思います。(岸本)
「これからのお仕事にかける意気込みは?」
社会福祉士はどの分野で働いていたとしても、助けを必要としている方に手を差し伸べる職業です。私は児童相談所のような部署で働いているので、主に助けが必要な子どもの為に働いています。オーストラリアは子どもたちの人権が大人同様尊重されています。子どもたちが問題なく過ごせるように家庭ごとにあった援助を行うと共に、子どもたちの権利が守られるように与えられた権力を行使したいと考えています。先住民、その他のオーストラリア人、移民関係なく子どもたちの権利が尊重され、子どもたちが子どもらしくあれる環境を整えることを目標に日々働いています。(岸本)
オーストラリアでの岸本さんのますますのご活躍をお祈りします。
(文責:濱崎)