心理・福祉職の公務員として
社会的・精神的な
自立をサポートしたい。

Y.Iさん内定先:神戸保護観察所
教育学科 心理学専攻 4回生

公認心理師や臨床心理士以外の道と出合う。

1回生の頃から児童養護施設でアルバイトをしていましたが、将来については漠然としたイメージしかありませんでした。3回生の夏頃になって、仕事について調べ始めたところ、公認心理師や臨床心理士以外にも心理学を生かす職業があることを知りました。その時に、社会的に弱い立場の人の自立や更生に深く立ち入ることができる心理・福祉職の公務員として働きたい思いが強く出てきたのを今でも覚えています。また、3回生の夏休みに集中講義で受講した「児童青年精神医学」の授業も印象に残っています。児童相談所などの心理・福祉職の公務員が働く現場に携わっていた教授が、現場の状況や愛着障害のさまざまな症状などを詳しく教えてくださり、理解が深まるとともに自分が働いた時にどういうこころ構えでいたらよいのか、深く考えさせられました。

(写真:サークル活動の様子)

根気強さや精神的なタフさも身につけて。

めざす職業が定まった直後の3回生の夏から、公務員試験対策の予備校に通い始めました。民間企業と、心理・福祉職の公務員のインターンシップ両方に参加し、やはり自分は人生に関わる心理・福祉職の方で働きたいという思いを再確認。ゼミの教授やOG、友人に応援してもらい、試験勉強を乗り切りました。面接では、児童養護施設でアルバイトをしていること、希望先のインターンシップに参加したエピソードから、自分が心理・福祉に携わってきたことと熱意をアピール。また、アルバイトと勉強や卒業論文を同時にこなせた経験から、複数の課題を根気強くこなせることや精神的なタフさも伝えました。4月からは近畿更生保護委員会管轄の保護観察所で3年間法務事務官として事務をした後、保護観察官として勤務します。心理学を専門に学んできた保護観察官として、一人ひとりのニーズを汲み取り、社会的・精神的な自立をサポートし、地域の治安に貢献することが目標です。

(写真:ゼミでの集合写真)
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