管理栄養士として、
臨床と研究の両立を
めざして。

M.Aさん進学先:京都女子大学大学院 博士後期課程
京都女子大学大学院 家政学研究科 生活環境学専攻 食物栄養学領域

大学4年間での学びが、大学院進学の契機に。

高校生の頃から、食や栄養、健康について興味があり、医療職の中で管理栄養士という資格があることを知りました。京都女子大学は管理栄養士国家試験の合格率も高く、また、京都という日本の食文化の中心といえる土地で学べる環境にも魅力を感じて入学しました。食物栄養学科では、1回生から3回生までは座学授業や学内外での実習が多く、忙しい毎日を送ります。化学や生物といった理系の知識が必要となる授業や実験も多いため、もともと文系だった私は不安もありましたが、先生方のきめ細やかな授業や周囲の友人の助けもあり、乗り越えることができました。3回生後期からの卒業研究では、未だ明らかにされていないことを探求していくことの奥深さや楽しさを知り、大学院進学を決意しました。大学院(博士前期・後期課程)では、臨床栄養分野の研究室に所属し、糖尿病に関する臨床研究を行っています。

臨床栄養分野で、糖尿病に関する研究を行う。

現在、糖尿病の分野では、心血管疾患などのリスクである食後高血糖、血糖変動が注目されていますが、それらを健康診断などで見落とさず発見するためにはどうしたらよいか、そしてそれを改善するためにはどのような生活習慣が重要という研究を行っています。研究を進める上では大変なこともありますが、それでも何か新しい発見があったときの達成感や充実感はとても大きなものです。将来は、大学・大学院での学びを生かし、人々の健康や社会に役立つ情報を提供できる管理栄養士をめざしています。