食や栄養を通して、
子どもたちの成長に
関われる喜びを感じて。

H.Kさん勤務先:京都市教育委員会 体育健康教育室
京都女子大学短期大学部 卒業

働きながら教員免許、公認スポーツ栄養士の免許を取得。

学生時代、調理と科学、病態と栄養などの深い関わりに日々、刺激を受け、栄養士として働きたいと強く思うようになりました。また、病院、事業所、保健所、学校の4か所でさまざまな実習を体験する中で、子どもと関わる仕事に魅力を感じるようになっていきました。ワンダーフォーゲル部での活動にも忘れられない思い出がいくつもあります。こうしたさまざまな経験を経て、目標を学校栄養士に絞り込み、学校栄養職員の採用試験に合格。いままでに6校の小中学校に勤務してきました。その間に、教員免許や公認スポーツ栄養士の免許も取得しました。「いま、知りたい!」「いま、やりたい!」というスイッチが入ると、わき目もふらず突進していく姿勢はバスケットボールを徹底的に追いかけた高校時代、そして、スケジュールを真っ黒にしつつ、時間を惜しんでやりたいことをやり続けた大学時代に培われたものかもしれません。

子どもたちの食選力向上に貢献していきたい。

現在は教育委員会で栄養教諭や小学校教員の研修と食育を担当していますが、子どもたちの成長に関われているという喜びは何ものにも代えられない大きな喜びとなっています。好き嫌いや少食など困りごとを抱えた子どもたちを前に、担任の先生や保護者とどのように対応していくかを考え、共に見守っていくこともやりがいの一つです。今後も栄養教諭の実践力・指導力の向上に力を注ぎ、子どもたちの食選力向上に貢献したいと考えています。いま振り返ってみると、京女には、学部にも部活にも、リスペクトする先輩や友人がたくさんいました。互いに刺激し合って学んだことは数多く、今でも交流がある友人も少なくありません。就職してからは、憧れていた栄養教諭の先輩も京女生OGということを知り、とてもうれしかったことを記憶しています。仕事柄、学校訪問に出向きますが、尊敬する女性校長をはじめ、京女出身者が多い印象もあります。社会で活躍したいという思いがあるならば、京女で充実した学びと経験が積めるはずです。