京都女子大学ではさまざまな就職対策講座が充実しています。私は公務員採用試験に向けて、キャリアセンターの国家一般職試験対策講座を活用しました。学内講座のため大学の授業と同じ感覚で受講でき、１回生という早い時期から勉強を進められたことが、後の自信につながったと思います。教養・専門科目対策だけでなく、時事対策や作文・面接対策もでき、さらに講師の先生が勉強や進路について親身の相談にのってくださり心強かったです。
学科の学びも、そのまま試験対策につながったと思います。心理学専攻で学んだことを国家一般職の科目の一つである「心理学」に生かし、実際の試験でも高得点を出すことができました。また授業で取り組んだ性格検査は自己分析のための貴重なデータになり、さまざまな角度から自分を知ることにつながりました。面接にも授業で学んだ知識を意識して臨むなど、4年間で学んだことを就職活動に大いに生かすことができました。

３回生になると就職活動が本格化。学内外の官庁説明会に数多く出席して進路を考えるなかで「税のスペシャリスト」という言葉に魅力を感じ、国税専門官に興味をもつようになりました。 公務員試験に向けた勉強をしながら官庁研究や自己分析を進める上で頼りになったのが、多くの先輩方です。官公庁に勤務する卒業生の方からお話を伺ったり、進路・就職課で紹介していただいた内定者の先輩から勉強法や面接対策のアドバイスをいただきながら、準備を進めました。毎日が自分との闘いでしたが、同じゼミの公務員志望の友人と励まし合って乗り切ることができました。ゼミの先生も、つねに先を見通して卒業論文の準備の予定を立ててくださり、最後まで見守ってくださいました。おかげで卒業研究にも十分に力を注ぐことができ、充実した学生時代を送ることができたと思っています。今後は、大阪国税局や管轄内の税務署で納税者の方と真摯に向き合いながら、さらに勉強を続け立派な国税専門官になれるよう努めます。