国文学・国語学の分野
上代文学(主として万葉集)
講義可能日 | 通年 火曜(終日) |
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キーワード | 漢字と仮名、文学史、古典文学における模倣 |
講義内容 | 現存する最古の歌集である『万葉集』と、関連する古典文学についてお話しします。例えば、古典文学の世界では、模倣(真似)は重要な意味を持っていることなど、現代文学と異なる古典の楽しさや価値観を紹介します。 |
ご用意いただくもの | 特になし。 |
講師名 | 池原 陽斉 |
プロフィール | 国文学科専任講師。就活では禁句の「趣味は読書」ですが、趣味は読書。専門か否かは問いません。 |
専門分野 | 『万葉集』。特に、写本、文字、平安時代における享受について。 |
現在取り組んでいる研究 | 漢字だけで書かれた歌集『万葉集』を、平安時代の人々がどのように学び、理解したのか。 |
和歌がわかる
講義可能日 | 通年 火曜(終日) |
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キーワード | 和歌、余情、趣向、古今集 |
講義内容 | どうすれば古典の和歌がわかるのか。和歌には何が詠まれているのか。いったい何がおもしろくて、われわれの先人たちは、古今集の時代から千年にも渡って古典和歌を詠み続けてきたのか。その味わい方と解釈のひけつを伝授します。 |
ご用意いただくもの | 特になし。 |
講師名 | 大谷 俊太 |
プロフィール | 昔の人が筆と墨で書き残した書物は現代の我々へのメッセージです。埋もれたメッセージに耳を傾けたいと思います。 |
専門分野 | 室町時代・江戸時代の文学 |
現在取り組んでいる研究 | 室町時代から江戸時代にかけての和歌・連歌・狂歌・俳諧や物語などの宮廷文学の研究 |
平安時代の文学
講義可能日 | 8月、9月を除く通年 全曜随時 |
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キーワード | 『源氏物語』若紫の巻、古代の人名 |
講義内容 | 若紫の巻に登場する紫の上付きの女童である「いぬき」。なぜ「いぬき」はいるのに「ねこき」はいないのか。命名についての平安時代の習俗からその意味を解き明かす。 |
ご用意いただくもの | 特になし。 |
講師名 | 坂本 信道 |
プロフィール | 九州大学大学院文学研究科国語学国文学専攻博士課程単位修得退学 京都女子大学文学部教授 |
専門分野 | 平安時代の仮名文学 |
現在取り組んでいる研究 | 平安仮名文学史の再構築。最近の関心は紀貫之が物語文学に与えた影響。藤原定家自筆本を中心とした古写本の研究。 |
方言学入門
講義可能日 | 月曜(それ以外は応談) |
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キーワード | 日本語、方言 |
講義内容 | 日本語の方言について、音声、アクセント、語彙、文法の観点から、紹介します。また、特にアクセントについては、種類や分布について少し詳しくお話ししたいと思います。 |
ご用意いただくもの | 特になし。 |
講師名 | 田上 稔 |
プロフィール | 徳島県南部の生まれです。鴨川に生息する南沼海老の飼育・繁殖に取り憑かれています。 |
専門分野 | 日本語の文法論を中心にしていますが、興味の赴くままに寄り道しています。 |
現在取り組んでいる研究 | 室町時代末期から発生した準体助詞の実態を、当時の話し言葉を記録した「抄物」で分析しています。 |
太宰治「道化の華」を読む
講義可能日 | 10月~12月 木曜 午後 |
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キーワード | 日本近代文学、太宰治 |
講義内容 | 昭和期を代表する作家の1人である、太宰治の作品を読みます。初期の代表作である「道化の華」という作品を取り上げ、言葉の仕組みに注目することで、その魅力に迫りたいと思います。 |
ご用意いただくもの | 特になし |
講師名 | 宮﨑三世 |
プロフィール | 文学について語る事は興味が尽きない事です。授業でも、作品をよく読む事を重視しています。 |
専門分野 | 日本近代文学が専門です。 |
現在取り組んでいる研究 | 太宰治文学、特に初期の作品について研究しています。 |