京都女子大学に新たに誕生した図書館は、キャンパスの中心に位置し、開架閲覧スペースを中心とする「知恵の蔵」と、アクティブラーニングコモンズを設ける「交流の床」で構成され、その間をキャンパス全体を繋ぐ新たな坂道「京女坂」が通り抜けていきます。それぞれが多様な居場所を生み出し、学ぶ者が集う、親しみやすい滞在型図書館としています。
京都女子大学が蓄積してきた知のアーカイブを活用しながら、知的交流を生み出す場「知恵の蔵」。
階段状の吹き抜け空間を中心とし、その周囲を壁面書架が取り囲み、30万冊の図書に包まれた圧巻の環境の中で学ぶことができます。
「交流の床」は人と人との交流の場。女坂沿いに活動が見える場所で、カフェやテラスによってリラックスしながら勉強やミーティングができる賑やかなコミュニケーションの場となっています。
「知恵の蔵」と「交流の床」の間にキャンパス全体を繋ぐ新たな坂道「京女坂」を設けています。
南北の校舎を繋ぐ緩やかな坂は、イベントやサークル活動などさまざまなシチュエーションでの利用が可能なテラス空間となっています。
木質を基本とし、優しさや親しみやすさ、暖かみをもたらすサインにしています。
同じ木質の家具との調和をもたらすデザインが、図書空間としての一体性を生み出します。