異文化で得た多くの学びが、 人と人をつなぐ架け橋になる。

桂林理工大学外国語学部日本語学科日本語専攻 3回生S.Tさん

新たな制度を活用して、中国から日本へ。

2017年に京女のサマープログラムに参加した私は、3週間滞在するうちに大学や学生、京都の魅力に惹かれていきました。その経験が、2018年秋学期からスタートした「日本語プログラム」を利用するきっかけに。日本語プログラムとは、京女が協定を結ぶ大学の在学生・卒業生が来日して日本語や日本の文化・社会を学べる制度。中国出身の私は、同じ「漢字」を使う言語同士で文字の壁もさほど感じず、母国の大学で日本語を専攻していたこともあり、順調に取り組めていると実感しています。日本語を学ぶ授業では読解・聴解といった基礎的な知識から、応用表現やビジネスシーンで用いられる実践的な言葉の学習まで、多彩なスキルを身につけることができます。私自身も将来的にはビジネスで日本と中国の架け橋となる仕事に就きたいと思っているため、積極的に幅広い内容を学んでいます。

日本文化を、肌で感じて知見を深める。

日本語プログラムの中で文化の学びは、さまざまなことを体験を通じて学びます。「京都の文化と歴史コース」では、有名なお寺や名所を訪れ、その魅力を肌で感じることができました。古都・京都にある京女ならではの学習方法だと思います。他にも、留学生全員で着物を着て写真を撮ったり、墨と筆を使った習字を体験したり。楽しみながら日本の伝統文化を体験しています。また、中国語を勉強する学生や、中国への留学を考えている京女生と触れ合う交流会にも参加。中国に興味をもつ人たちに、さらによく知ってもらうきっかけ作りも。「日本をもっと知りたい」と考えてやって来た私が、今度は、私の母国に興味をもち新たな一歩を踏み出そうとしている日本の学生を応援する。大きくはありませんが、日本と中国の素敵な循環が始まっています。

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桂林理工大学外国語学部日本語学科日本語専攻 3回生
S.Tさん

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