団地の住戸リノベーションで、 家づくりを一から体験。

家政学部 生活造形学科 3回生N.Sさん

団地住戸のリノベーション・コンペに挑戦。

好きな授業は「設計製図実習」。住宅、カフェ、図書館などの設計プランを考え図面や模型に落とし込む過程を通し、自分のアイデアや思いをカタチにすることのやりがいや楽しさを実感します。課題に取り組みながらクラスメイトと意見交換や議論をすることも多く、お互いに刺激し合いながらモチベーションを高めています。そんな日頃の学びで身につけた力を試す絶好の機会が「京都女子大学×UR洛西ニュータウン団地リノベーションプロジェクト」。京都市郊外にある団地の住戸の再生プラン作成に学生が取り組み、コンペで案を競い合います。より魅力あるプランが施工案として選ばれると実際に住まいとしてカタチになるのです。過去にも二度実施され、先輩たちがそれぞれの個性を発揮して12のプランを実際に生み出してきました。それはどれも魅力的で、私もぜひ、誰かが「住みたい!」と思ってくれる家づくりに挑戦したいと思い、プロジェクトに参加することにしました。

家づくりの過程を体感。自分の案が住まいとしてカタチになるよろこび。

古くなった団地の住戸を、多様化する現代の生活者のライフスタイルや暮らしのニーズに合った間取りやデザインで再生させるため、企画には多くの時間をかけて試行錯誤を繰り返しました。そして提案したプランが優秀賞を受賞。私の案が実際に施工されることになりました。また、このプロジェクトでは学生が施工にも深く関わります。より正確な図面作成はもちろん、内装の部材など細かいことも決めていかなければなりません。週に一度、現場での打ち合わせに参加し、建築の専門家や大工さんなどさまざまな人とやりとりするなかで家づくりの過程を実践的に学べたのはもちろん、自分の考えを的確に伝える力も養えたと思います。何より、現場に行く度に着々と家が出来上がっていくことに毎回、感動をおぼえました。私は公務員の建築職をめざしていますが、今回の経験は、その仕事でもきっと生かせると思います。

Profile

家政学部 生活造形学科 3回生
N.Sさん

オープンキャンパスでリノベーションプロジェクトを知り、先輩たちのアイデアや個性あふれる住宅プランに感動。自身も体験したいと生活造形学科に入学した意欲あふれる学生。学内コンペにも積極的に参加し、身につけた知識やスキルを着々と自分のものにしている。

住戸リノベーション
産学連携
京都市郊外の団地再生プロジェクトに学生が参加。新たな住戸プランを提案。

  • 就職支援
  • 京女の就活力