学びの力試しとして、データ分析の国際大会に挑戦。

現代社会学部 現代社会学科 3回生A.Sさん

1回生のときに受けた「プログラミング入門」の授業を通してプログラミングの面白さを知り、学びをさらに掘り下げようと、情報系のゼミを選択しました。ゼミでは、ビッグデータと呼ばれる膨大な情報から特徴的な傾向や規則性を見つけて予測や分析に用いる手法である「機械学習」について学んでいます。日頃の研究活動を通して身につけた専門知識やスキルの力試しとして、ゼミの仲間と一緒にデータマイニングの国際大会に挑戦することにしました。情報工学系の国際会議「ICONIP」が開催するデータマイニングとサーバーセキュリティー技術を競う大会に参加しました。この大会は、アジア太平洋地域における知識工学の発展をめざして毎年行われているもので、周辺各国から学生たちが参加します。過去に同じゼミの先輩たちが参加していたこともあり、ぜひ挑戦してみたい憧れのコンペティションでした。

11人の仲間と手分けして課題に取り組み、優勝。

大会では、3つをクリアするため、プログラミングの技術と機械学習の手法を駆使して、有害なソフトウェアかどうか、サイトへのアクセスを許可するかどうかを判断するプログラムの実装をメンバー11人で行いました。締切までの約3ヵ月間に渡ってデータ分析に取り組み、導き出した答えを大会本部に送信しました。そして約1ヵ月後、優勝の知らせが届いたのです。中国・広州で行われた表彰式にも出席。現地では、大学院生でなく学部生が優勝したことに驚かれ、レベルの高い大会でスキルを発揮できたことを改めて実感しました。この経験を通し、知識を実務で生かす方法を実践的に学べたと思います。今後も勉強を続け、身につけた知識を将来、医学と機械学習の融合に生かしたいと考えています。

Profile

現代社会学部 現代社会学科 3回生
A.Sさん

高校時代から国際政治学や国際経済学に関心を抱き、すべてを学べる京都女子大学現代社会学部現代社会学科を選択。授業を通してプログラミングの面白さに気づき、情報系の学びを深めるように。卒業後は大学院に進学し、ITスキルを社会貢献につなげる研究に取り組みたいと考えている。

データ分析国際大会
ゼミ研究
情報工学系の国際会議「ICONIP」が開催するデータ分析の国際大会で優勝。

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