Theme 7

将来のことを
考え始めた
時期

「自分には他にもっとやりたいことが
あるのでは…」と思い始めた。

将来のことを考え始めた時期はいつ頃でしたか?

本格的にインターンシップに行き始めたのは二回生が終わるころでした。もっと踏み込んで考え始めたのは三回生ぐらいですね。

私は三回生の三月ですね。アルバイトで接客業をしていたことがきっかけで、人に喜びを与えられるような仕事がしたいとずっと探していて、その頃から自分の将来に対して真剣に向き合い始めました。

将来のことを考え始めたきっかけは何でしたか?

入学当初は英語の教員になってみたいと思って教職の授業を取っていたのですが、勉強していくうちに「自分には他にもっとやりたいことがあるんじゃないか…」と思い始めて。じゃあ他に自分が好きなことって何だろうと考えた時に、ミュージカルが作ってみたいと思って入学したことを思い出しました。そして、具体的にミュージカルのどの辺りが好きなんだろうと深堀って考えたときに、自分はモノを作るの好きなんだと行き着いて。その結果、今の就職先であるIT系のエンジニアになろうと考えました。

私は飲食店のアルバイトで接客を行っている中で、「あなたの接客のおかげで本当に気分が良かった!」とお客さまに言ってもらえたのがすごく嬉しかったことがきっかけで、サービス業界を見てみようと思いました。そして、三月頃にとあるホテルのインターンシップに参加した時に「一人のお客さまにみんなで幸せを届けよう!」とチーム一丸となって取り組んでいる姿を見て、自分もそのチームの一員になりたいと思い、ホテルに絞って就職活動を行っていました。

背中を押してくれる人がそばにいたから、
自分の意思を最後まで貫けた。

なりたい将来像に向けて、どのように考えを整理していきましたか?

IT系に行きたいと考えを絞った後に、様々な業界で使われるものって何だろうと考え、「ソフトウェアだったらどんな業界でも使われている」ということに気が付きました。しかし私は文学部の英文学科なので、そういった何かを作ることに特化した学問をしてこなかったんです。そこで、まずはいろんな業界を幅広く見てみて、自分に最終的に向いているところはどこだろうと考えた結果、ITのエンジニアを選びました。

私が本当にホテルをめざして大丈夫かというのは自分自身でも迷っていました。家族とも話をして、労働時間も不規則ですし、体調管理も大変なのではとよく心配されて。でも、反対を押し切ってまで本当にそれがしたいと思った理由は、アルバイト先の店長をはじめ、私の背中を押してくれる人がそばにいたからです。だから自分の意思を最後まで貫こうと思いました。家族からも、自分が弱音を吐かずにやりたいと思うんだったら面接でちゃんと伝えてきなさい、と言ってくれたので、自分の中で整理ができました。周りに支えられて前に進めたと思っています。

仕事はこの先ずっと続けてくことだから、
本当にやりたいことをやる。

自分のキャリアについて考えを深めていく上で、
大切だと感じたことは何ですか?

所属が文学部の英文学科ということもあり、周りは航空業界や観光業界にいく傾向が強いんですね。でもその中で、その固定観念を取り払うことが大切かなと思っていて。学んできた文学部の英語の知識を活かせるかどうかを考えるんじゃなくて、自分が何をしたいか、将来どういう自分になりたいのかを考えることが一番大切だと思います。私は、自分がどうなりたいかを箇条書きで書いてみたりだとか、こんなことしてみたいとかをまとめたりしていましたね。

私もリカさんと同じですね。自分は周りから「法学部なら法に関わる仕事につくんじゃないの」とよく言われました。就職活動の時も、法学部なのにどうしてホテルマンになりたいの?って聞かれるんです。でも、人それぞれ大切にしているものがあって、その軸がぶれないように、自分が一番やりたいことって何だろうって紙に書き出して整理することは本当にやっていて。就職活動で、これが本当に役に立ったんです。

次回予告

次回の座談会テーマは

『知らないと損する?京女の就職サポート』

キャリアデザインをする上で役に立った、
京女の就職サポート情報をお届けします。